浮気の時効完成の期間って?時効を止める方法も紹介します

浮気の時効完成の期間って?時効を止める方法も紹介します

さまざまな事件と同じように、浮気にも時効が存在します。浮気の慰謝料は、夫婦生活の
長さも考慮され、長いほど慰謝料も高額になる傾向にありますが、時効を迎えてしまうと慰謝料を請求することができなくなりますので注意が必要です。

今回は、浮気の時効について詳しく解説していきます。慰謝料の請求をお考えであれば、相手の浮気を知った段階で行動に移すようにしましょう。

浮気の慰謝料請求には時効がある

もしも、「浮気や不倫をされてしまった」という人は、そのことについて慰謝料の請求が出来ます。浮気や不倫の慰謝料というのは明確な金額は決められていませんが、およそ50万円から300万円と言われており、この行為が原因で苦痛を感じたり離婚に至ってしまうと慰謝料も高額になると言われています。

この慰謝料はいつでも請求できるものではなく期限が決められています。わかりやすく言うと時効があり、その時効が完成してしまうと慰謝料の請求が出来なくなってしまうのです。

「え?浮気や不倫にも時効があるの?」と驚いた人も多いと思いますが、浮気や不倫自体に時効があるのではなく、「時効を迎えてしまうとこの浮気や不倫に関する慰謝料の請求をすることができなくなる」というイメージです。なので、「相手が浮気や不倫をしているんじゃないか?」と感じたら、できるだけ早く証拠を集めて早く訴えをしなければ、慰謝料を取れないということもあります。結婚相手が少しでも怪しい行動をしていたら、浮気や不倫を疑い、証拠を見つけることをおすすめします。

浮気の時効期間は3年と20年

民法第724条では、「不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から3年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から20年を経過したときも、同様とする。」と定められています。要するに、浮気や不倫による慰謝料請求の時効には二つの期間が設定されているというわけです。ここではそれぞれの期間について紹介していきたいと思います。

浮気と浮気相手を知ってから3年で時効が完成

まずは、短い方の3年という期間について紹介していきたいと思います。この3年というのは、浮気や不倫を知り、その相手についても知った時点から3年という期間です。この3年については、浮気をしている結婚相手だけではなく、浮気相手に対しても適応される期間になります。

浮気をされてしまって精神的苦痛を感じてしまった人は、その浮気と浮気相手を知ってから3年以内に慰謝料を請求しなければならないのです。もし3年を過ぎてしまった時は、この精神的苦痛についての慰謝料を請求できなくなるので、何も残らない事になってしまいます。

3年というのは意外と短い期間です。なかなか行動をしなかったりすると、すぐに時効を迎えてしまうので、浮気と相手を知ったなら、できるだけ早く行動を起こすようにして下さい。

浮気が行われてから20年でも時効が完成

先ほど紹介した3年は、浮気とその相手を知ってから3年ということで、浮気をされた人が知らなければ期間は経過しませんでした。しかし、この20年という期間は浮気が行われてから20年という計算で、浮気をされた人が知っていたか知らなかったかを問わず、経過していく期間となっています。浮気があった時から20年以上経過してしまうと、それについての慰謝料は請求できなくなるので注意が必要です。

また、先ほど紹介した「知ってから3年間」との兼ね合いですが、期間はいずれかの短い方を採用します。例えば、浮気があってからまだ10年しか経過してない時に、浮気をされていた人がその事実と相手を知った場合はそこから3年間が時効期間ということになります。

浮気の慰謝料はいつでも請求できると勘違いしている人がいますが、しっかりと期間が設定されています。この期間を過ぎてしまうと、時効が完成してしまい慰謝料の請求が出来なくなってしまうので、もし相手方の浮気を知ったならすぐに対応するようにして下さい。

時効を止めるには?

時効というのは、ただ経過するだけのものではなく、ある行為をすることで止めることも出来ます。ここでは、浮気をされた際の時効を止めるために必要な行為をいくつか紹介していきます。

裁判上の請求をする

まず最初に紹介するのは裁判上の請求を行って時効の経過をゼロにするという方法です。正式な裁判上の請求をすることで、これまでの期間がリセットされ、また新たな時効期間が決定されます。

・訴訟の提起
・支払督促の申立
・民事調停の申立
・即決和解の申立

裁判上の請求には上記の種類があり、その人の希望する対応などで変わってきます。これらの提起や申立をすることで、時効がリセットされるのです。

催告する

時効というのは、時間が非常に重要になります。もたもたしていたら「いつの間にか時効期間が過ぎて慰謝料の請求ができなかった」ということもあるのです。先ほど紹介した裁判上の請求というのは時間が掛かってしまい、それがネックになってしまうケースもあります。

そういった人のために用意されているのが、「催告」という制度です。催告は内容証明を相手方に送ることで、時効が一旦ストップするという制度です。その後、半年以内に裁判を提起することで時効をゼロにリセットすることができます。

時効があと少しで完成してしまうというケースで、裁判上の請求をしても、その準備をしている間に時効が完成してしまうということもあります。時間が掛かる裁判の代わりに用意されているのが、こちらの催告という制度なのです。

注意したいのが、催告するだけで時効がリセットするわけではないということです。催告することで時効を一度止めることはできますが、リセットされることはありません。ゼロに戻したいなら、そこから期間内に裁判上の請求をする必要があるのです。

それでも催告は時効を止めるための便利な制度なので、浮気の慰謝料請求の時効が迫っている人は、こちらの制度を利用してみて欲しいと思います。

慰謝料請求はスピード対応が大事

浮気をされるというのは、大変精神的な苦痛を味わう事です。落ち込んで何年も立ち直れないということもあると思います。しかし、そのことで慰謝料を請求するなら、スピーディーな対応が求められます。

うかうかしているとすぐに時効は完成してしまいます。落ち込む気持ちはわかりますが、落ち込んでいるだけでは何も残りません。慰謝料という形を残すために、早急な対応をするようにして下さい。そうすることで、精神的苦痛を少しでも和らげることができるのです。

まとめ

浮気の慰謝料請求には時効があり、時効を迎えてしまうと慰謝料をもらえません。準備や証拠集めにもそれなりに時間がかかるため、浮気を知った時点で慰謝料の請求に乗り出しましょう。

また、証拠探しや裁判に時間がかかってしまい時効が近づいて来た場合は、「催告」をすることで時効までのカウントを一旦止めることも可能です。
催告から時効をリセットすることも可能ですので、制度を上手く利用し、慰謝料の請求に臨みましょう。

時間が限られている中での証拠探しは、ノウハウや実績が豊富な当探偵事務所へご相談ください。